2025年4月より高波さんがスタッフに加わりました。
高波 紳太郎 (TAKANAMI Shintaro)
特任助教(奨励)(筑波大学 生命環境系)/Junior Assistant Professor (Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba)
E-mail: shintaro.takanami.gb"at"u.tsukuba.ac.jp ("at"をアットマークに置換)研究テーマ /Topics
台地(段丘)を対象として, 主に河川が形成する地形の成り立ちを研究しています.- 大規模火砕流堆積後の河川地形 / Fluvial landforms on large-scale ignimbrites
- 火砕流台地(シラス台地)の形成(主に九州)
- 火砕流堆積物の再移動による段丘地形発達
- 岩盤河川侵食 / Bedrock erosion
- 溶結凝灰岩からなる滝の形成・後退
- 台地上の微地形(凹地)
- 台地における窪地の分布(関東平野)
オフィスアワー
主な担当授業科目
地球学類
- 地形学演習A・B(分担)
- 地学実験(分担)
研究業績 /Articles
論文等(査読付)
紀要・学会発表論文集等
研究費獲得状況
- 2024/4 - : 科学研究費 (若手研究) 「大規模火砕流が堆積した盆地における河川地形形成過程の解明」
- 2019/4 - 2022/3 : 科学研究費 (特別研究員奨励費) 「日本列島における溶結凝灰岩台地の侵食史の復元」
学位論文:博士(地理学)
- 「九州におけるカルデラ形成噴火に伴う大規模火砕流堆積物からなる台地の形成過程に関する地形学的研究」(2022年3月, 明治大学)
略歴
- 2013/4 - 2017/3 : 明治大学・文学部
- 2017/4 - 2019/3 : 明治大学大学院・文学研究科
- 2019/4 - 2022/3 : 明治大学大学院・文学研究科 , 日本学術振興会特別研究員 (DC1)
- 2022/4 - 2025/3 : 明治大学・文学部 助教
- 2025/4 - : 筑波大学・生命環境系 特任助教 (奨励)
所属学会
2024年度 地形学野外実験A
2年生を中心に21名が参加しました。
三島のあとは沼津に移動。翌日遡る狩野川の河口の地形を観察したあと少し歩いて浜へ。足下は小石,さっきと粒径が違いますよね。何ででしょう?
ここで初日は解散,おいしい魚のある沼津漁港周りで遊ぶのもどうぞご自由に。
2日目は田方平野を上流へと向かいながら狩野川の河川地形を観察していきます。朝に見た蛇行河川から扇状地河川になりました。後ろの山も特徴的,見所がたくさんあります。
最後に山の中の川も見てみましょう。天城火山の山腹になります。
日本地形学連合2024年学術大会 学生発表賞受賞
日本地形学連合2024年学術大会(11月2日~11月4日,鳥取県鳥取市)にて,山岳科学学位プログラム博士前期課程2年の高木 優さんが研究成果「スイスアルプスの地形図から求めた氷河平衡線高度とその支配要因の検討」を発表し,学生発表賞を受賞しました.
高木さんは,スイスアルプスの地形図から個々の氷河の平衡線を読み取り,そのばらつきをコントロールする地形的要因を分析しています.
新着論文:林床の地形計測を想定した低価格モバイルLiDARスキャナの運用に関する検証
髙木さんの卒業論文をベースとした論文が、地形に掲載されました。
髙木 優・小倉拓郎・佐藤昌人・田村裕彦(2024)林床の地形計測を想定した低価格モバイルLiDARスキャナの運用に関する検証.地形, 45, 161-174.
大学院説明会2024
4月20日(地球)・および5月11日(研究群全体・山岳)に開催される大学院説明会の日時・場所等について,
地球科学学位プログラム
https://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/exam.html
山岳科学学位プログラム
https://mountain-studies.tsukuba.ac.jp/admission/
をご参照ください。
参考:令和7年度(入学)大学院入試関係日
2023年度 地形学野外実験A
11/6@大学(事前学習),11/28@伊豆東部火山群,2/7-8@伊豆大島
2年生を中心に25名が参加しました。
まずは,溶岩の断面を観察中。
快晴ですが強風,このあと写真の溶岩の噴出元にある大室山に行きましたが,火口へ登るリフトは風のため運休。コロナ禍前はほぼ2年に一度,野外実験で訪れていましたが,運休は初体験です。さらに翌日,熱海から大島へ渡る予定でしたが,この日,強風で伊豆諸島航路は軒並み欠航。翌日・翌々日の欠航可能性大と船会社から連絡を受け,このときの大島は延期になりました。
2月7日,大島再チャレンジ・・のはずが,今度は早朝つくばからの鉄道が車両基地停電といった理由で運休。振替輸送では朝の船に間に合わず,午後便で大島へ。
天気に恵まれず行程を短縮することはありますが,他のケースは珍しいです。
写真は火砕物の露頭観察。まずは各自スケッチをしてもらいます。
幸い,この日は波が穏やかで元町港出港だったので,少しだけ時間を稼げました。こんな年もあるんですね。